24/4/2024 (Wed.)

今日も雨で気分が乗らない一日だった。地元は雨が多いことで有名だったが、こっちに引っ越してきてから天気が悪い日の多さでいうと大して変わらないんじゃないかと思うぐらいだ。早く夏の始まりぐらいの季節になってほしい。

そうは言いながらも研究は進めた。今日は授業がひとつだけだったので、それ以外の時間を見つけてなんとか三時間ほど発表原稿の執筆。昨日で難所をなんとか超えたので、ラストに近いところまで進んだ。おそらく明日で一通り最後まで行くだろうから、そこからもう一度音読してみて時間をはかり、全体を推敲する。

それ以外にも年金関連の手続きをしたり校務で書類を書いたりしていたが、授業準備の一環でアディーチェの「なにかが首のまわりに」を読み返して考える時間をとることもできた。

  • チママンダ・ンゴズィ・アディーチェ(くぼたのぞみ訳)『なにかが首のまわりに』(河出書房新社、2019)

アディーチェの小説は読者にいろいろと語らせたくなる作風で、おそらく学生からも意見が出やすいと思うが、この作品で最も注目すべきことのひとつは、二人称の語りで書かれていることだろう。その点を授業のなかでは考えていきたい。