30/3/2024 (Sat.)

T・S・エリオットは「四月はいちばん残酷な月」と詠ったが、日本で生活する現代人が作品について特に知らずにこの詩行に共感するとすれば、その大半は新年度、新生活への憂鬱を読み取ってのものだろう。四月の残酷に耐えるために、というよりも日頃から自分が心がけているのは、とにかく無理をしないこと、早めに布団に入ること、夜にお香を焚いて音楽を聴くだけの時間をとること、そして日中はなるべく引きこもらずに散歩すること。

そういうわけで、今日は研究と仕事は最小限にして、論文を少しだけ手直しし、授業のためのちょっとした準備だけして、外をぶらついていた。それにしても明日で年度の最後とは、いやはや。